バレーボールを数字で見てみる
よく全日本の試合とかでは
「〇〇選手のスパイク決定率〇〇%! 高いですね〜。」世界のトップ5に入っています!
とかって言ってたりしますよね。
全日本女子の試合でも心拍数とか測ってた時もありましたね。
バレーの試合は数字で試合の展開や状況を見ることができます
それは全日本だけではありません。
自分たちの試合にもこの数字を取ることはチームを強くする近道となります。
じゃあ…
どんな数字が出せるのか?
どんな数字を見るとどんなことがわかるのか?
その数字とその数字からどのようなことがわかるのかを説明していきます!
バレーボールの試合から取れる数字たち
取れる数字たちとは次のような数字になります。
- 個人
- 決定率
- 効果率
- 本数
- チーム全体
- 得点遷移
- 決定本数
- ミス本数
これらがサーブ、スパイク、レセプション、ブロックそれぞれ数えられます。
決定率は「決めた本数÷総本数」となり、打った本数のうち何本決めることができたかを見ることができます。
効果率は「(決めた本数−ミスした本数)÷総本数」となり、自分チームに貢献しているかどうかがわかります。
これらの数字が基本的な数字になります。
その他にも試合の点数の流れを出したものや選手の心拍数など、いろいろな数値からバレーを客観的にみようという試みがあります。
今回は基本的な数字から何がわかるのかを書いていこうと思います。
数字からどんなことがわかるの?
スパイクの決定率40%だった!あれ?でもこの数値って良いの?試合には負けたんだけど・・・
じゃあ他の人が悪いのかな?
とかって時があります。
実は勝つチームには数字の法則があるのです。
試合の流れ
試合の流れでは以下になります。
- 1セットのチーム内でのミス本数が10本以内
- 1セットの3連続以上の得点が3回以上ある
この条件が当てはまれば勝つ確率はぐんっと高くなります。
3連続得点が三回なければその試合は拮抗した試合になっていると思います。
最後に勝つのはミスが少なかった方が勝つことになります。
スパイク
スパイクに関しては以下になります。
- スパイク決定率30%が3人
- スパイク決定率40%が2人
- スパイク決定率50%以上が1人
50%以上の人はスーパーエース的な存在となります。この人はどんなにトスが乱れても決めてくれる絶大な存在となります。
しかし、試合となるとなかなかそうはいきません。相手も対策をとってくると思います。
ラリーが続けば続くほど総本数が多くなり、決定本数は少なくなります。そうなると決定率はどんどん低くなってしまいます。
その場合は、他のプレイヤーも得点を重ねて3人で決定率30%が求められます。
レセプション
レセプションに関しては以下になります。
- Aキャッチ・Bキャッチが90%が2人
- Aキャッチ・Bキャッチが80%が3人
キャッチという表現は少し意味合いが異なりますが私はこのように呼んでいたのでキャッチという表現をさせてもらいます。
Aキャッチはセッターの位置にきれいに変えるレセプション
Bキャッチはセッターの位置から少しだけずれるが、アタックラインからネットまでの間に返ったレセプション
になります。
つまり、セッターがどんなコンビでも組めるようなレセプションが返せることが勝つために必要な要素になります。
一試合のなかで、一人当たりの平均レセプション本数は8本と言われていて、そのうち6本を返せるのが理想とされています。
6/8=0.75 なので平均して75%の返球率が要求されますが、
一人当たりなので、実際には一人が狙われたりするとその人が75%取れば大丈夫。とはなりません。
なので、上のような数値が必要になります。
数字でバレーを見る
いかがだったでしょうか?
これを見ると、テレビなどで見る試合も実際に自分自身が行う試合も、少しいつもよりも見方が変わるのではないでしょうか?
自分自身の試合では、その試合から何が悪かったのか?やそこから自分が直さなければいけない点がわかると思います。
試合観戦の場合にはこの数字が途中で出てきたり、ホームページに記載されていたりするので、気にしてみてください。
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